そんな疑問に答えます。経済産業省の資料を元にポイントをまとめてみました。
パリ協定、みなさん一度は聞いたことある言葉ですよね。
今回は、温暖化対策の国際条約である「パリ協定」についてざっくりと簡単に説明したいと思います。
この記事を読むと、パリ協定の内容が簡単に理解できます。
早速ざっくり言うと
「パリ協定」は、第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)が開催されたパリにて採択された法的拘束力を持った協定で「産業革命前からの温度上昇を2℃未満、可能であれば1.5℃以下を目指す」事を合意した協定です。
目次
パリ協定3つのポイント
「パリ協定」は、画期的な温暖化対策の国際条約と言われていますが、大きく3つのポイントがあります。
ポイント1
197か国、全加盟国が温室効果ガスの削減目標を掲げた
⇨産業革命前からの温度上昇を2℃未満、可能であれば1.5℃以下を目指しています。また、削減目標を5年ごとに設定し、前の目標を上回る目標を掲げる事を求めています。
ポイント2
2050年から2100年にかけて人為的な温室効果ガスゼロを目指す
⇨温室効果ガスのネットゼロを目指す。と言われていますが、これは自然界(森林等)のCO2吸収などを考慮しているため、自然現象によるCO2の排出等を含めるとかなりチャレンジングな目標だと言われています。
ポイント3
途上国が低炭素社会へ転換するために、先進国が資金援助
⇨途上国は国の発展を考慮するとエネルギーコストの低い石炭や原油を多く使いたいですよね。また、先進国はこれまで思う存分多くの化石燃料由来のエネルギーを使用して発展してきた背景があります。この二つの関係から、当然先進国が率先して低炭素化を進めるべきだと言う途上国の主張があり、全加盟国での温室効果ガス削減目標の設定は困難を極めていました。今回、この問題を解決すべく途上国が低炭素化と経済発展を同時に進めるために、先進国が途上国へ資金援助することが決まりました。その額は2020年まで毎年1000億ドル。そのうち日本は10%程度を負担すると表明しています。毎年1000億ドルは日本円でざっくり10兆円・・・想像もできないくらいの金額ですね。ある意味お金を循環させることによる格差の是正とも言えるとの見解もあるようです。
まとめ
本日は、パリ協定についてざっくりとまとめてみました。
聞いたことはあるけどよくわかっていない事ってたくさんありますよね。
ポイントだけでも説明できると、周りからの見る目も変わりますよね。
もし需要があればこれからもエネルギーのことについてざっくり解説していきたいと思います。
では!